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筆の瞑想

自力整体は動く瞑想と言われています。

自分に集中し体を観察し気持ちよい強さでナビゲーターの指示で動きます。

自分の体を観察しながら動くと体と心の声が聞こえます。

今日の自分、三日前、1週間前、1か月前そしてもっと前からの自分。

今、ここに集中すると自分の体と心の在り方に気づきます。

 

最近、私は月1回ほど水墨画を習うようになりました。

墨の濃淡は水の量はもちろん、筆の動かし方で出来栄えが左右されます。

簡単に描けるものではなく何度も下書き練習をしてから本番にのぞみます。

練習のときの筆の動かし方で今の自分の体の状態がよくわかるんです。

自力整体を学んで体のパーツの連動性と経絡の詰まりをわかっているので

筆を持ってると、今日の手首のスナップが効かないのは腰が痛いからと気づけたり。

集中が途切れるのは昨晩おそくまで起きて仕事をしていたからと気づいたり。

水墨画も自力整体と同じ瞑想だと思いました。

絵を描くことも体と心がかち合わないといい作品にならないんです。

私は失敗を恐れず本番では集中して思いきって描きます。

いつも先生は作品に対し優しく褒めてくださり、書き上げるまで暖かくみとどけてくださいます。

描き終わった後、とってもすがすがしい気分。

まるで体を動かし汗をかいた時と同じです。

今日のお題はアヤメ!

自分でもよくできた作品だと思っています。